脱線1 クチクラ層
クチクラ層はロウのような物質でできた皮膜で、葉に傷がついたり、葉内の水分が蒸発してしおれてしまうのを防ぐ働きをしています。特に、夏の暑さや乾燥の厳しい暖地に生える常緑広葉樹の葉はクチクラ層が厚く、葉に光沢のあるもの(クスノキやツバキなどが代表です)が多いので、照葉樹林とも呼ばれます。
脱線2 気孔
気孔はソーセージのような形をした孔辺細胞という1対の細胞に囲まれたスキ間です。植物は孔辺細胞を膨らませたり縮めたりして、自分で気孔を開いたり閉じたりすることができます(図)。
孔辺細胞が膨らむと、両端が反り返って突っ張りあい、真ん中にスキ間が開きます。
孔辺細胞が縮むと、突っ張る力が無くなって、スキ間が閉じます。
ちなみに、気孔の開閉にはカリウムイオン(K+)が重要な役割をします。
浸透圧というのですが、孔辺細胞がK+をどんどん取り込むと、細胞内が濃いカリウム溶液になります。すると、溶液を薄めようとする力が働いて周りから水を吸収して、孔辺細胞は膨張するのです。
カリウムは窒素、リンとともに肥料の3大成分のひとつになっていますが、こんな働きをしていたんですね。
(窒素は、体を作るタンパク質や酵素、クロロフィルなどに必要な原料になります)
(リンは、DNAの原料や、ブドウ糖からエネルギーを取り出す時などに必要です)
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